太鼓の響き

ドイツ音楽療法センター

2010年09月23日 01:11

先日、パルテノン多摩の野外ステージで
和太鼓たたいてきました


このフェスティバルは、
いろんな和太鼓の団体が参加するのですが、
セミプロ集団から高校生の部活、
障害者と親のグループ、子どもグループ、
地域で集まったチームなど、いろいろ。
それを束ねているのが、
指導なさっている玉田さんという方。
ヨーロッパ公演したり、
夏休みには上海の万博で
太鼓たたきに行かれたとか…
パワフルです。

参加者も老若男女ならば、
お客さんも太鼓の音を聞きつけてふらりふらり
散歩の途中で立ち止まる人など
いろいろ。みんな超普段着。くつろぎモード。
気分は文部省唱歌の「村祭り」

私は、初めての大きなステージで
かなり緊張して
顔がこわばっていましたが、
合同演奏の時、たまたま隣の
ダウン症と思われる男性が
私に向けてにっこり
「こんにちは」
「よろしくお願いします」
といわれ、
ついついうれしくなって
「頑張ります!」

ありがとー
緊張がほぐれるってこういうことなのね。
気持ちよく参加できました。



日本のコミュニティでは、もともと
太鼓みたいな音楽はみんなで共有するもので、
音楽の周りに人が集まって、歌って踊る。
集うための手段だったのだろうな。
「みんないるよ」
「おいでー」というメッセージ。
盆踊りなんかは、先祖とも一緒に楽しむ。
青空の下でそんなことを考えました。



帰りの電車では、ヘッドホンで
自分の選んだ音楽を
ひとりで聴く若い人がいた。
楽しんでるみたいだけど、
「今、ここ」な状況は
まったく関係ない様子。
(よくある日常の光景ですが…)

いろんな音楽の関わりがあるなあ。
と車中しみじみ感じました。

和太鼓歴 3年目の 宮地でした。



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