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2011年02月17日

わたしと認知症。

お久しぶりの広瀬ですface01
雪が降ったりしつつも、暖かい日は、あの人(?)の存在を感じる季節になりましたねえ。
ええ、あの人・・・・花粉。。。
今年はちょっとヘビーらしいので、なんとか乗り切りたいですね!!

内田さんがドイツの認知症について書いていたので、私もマネして書いてみます。
題して「私と認知症」icon_kirakira_y

私と認知症とのかかわりは、学生時代からはじまりました。
中高校生の時に同居していた祖母が認知症、大学生の時に同居していた祖父(こちらは母方)も認知症、一時福祉の仕事をしていた時の仕事場、特別養護老人ホーム、在宅支援センター、高齢者の療養型病院・・・。
わりとたくさんの認知症の患者さんと接することが多かった半生でした。

だからといって、えらそうに言えることも特にないんだけど。
この経験は私にとって、本当にかけがえのないものだったので少しここに書かせてください。

内田さんの記事にもあるように、日本も患者さんに対して「もう何もわからないから」とか「かわいそう」という同情的目線の、でも、見下した感じっていう対応は、まだまだ多いです。私自身もそうだったと思います。
でも患者さんに対するプロの態度というものも見て、かたくなだった患者さんがやわらかな笑顔を取り戻したりという現場に遭遇すると、ああ、なんて自分は一部分しか見ていなかったんだ・・・と思い知らされることがたくさんありました。

先輩たちに一番言われたこと。
「患者さんは否定されたり、見下されていることはすぐにわかる。自分のことをバカにしている人には、あなただってぜったい心は開かないでしょう。」

ちょうどそんなころに学会で「認知症本人が思いを語る」みたいのがスゴク話題になっていたりしました(たしかヨーロッパの方で、若年性のアルツハイマーだったと思います。多忙なビジネスウーマンだった、あの人です!・・・ああ、名前が思い出せない)。
当時は私も記事を読んで衝撃的でした。患者さんが抱えている悩みを自分はどれだけ知っているのか・・。そして一方で、絶望的な気持ちばかりではないということも。
病気になってわかった「人生のしあわせ」の話には涙が出ました。


病気の性格上、症状がさまざまなことと、他の病気との合併が多いということが、本当に難しい。
なんでこんなに不安そうなのか?と思ったら他の病気が発症していたということもあるし、精神的な問題だけともいえないですよね。医療的な知識を持つ看護師さんの資格に、認知症認定の専門の看護師さんも誕生しているらしいですし、今後患者さんやご家族にとって、いい方に変わっていけたらいいなと思っています。

そして、私たちにできること。
何か音楽が力になれたら・・・・。







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    2010年、ありがとうございました!
    音楽の癒しとは・・・
    おススメ映画「BECK」。
    ジャンルは問いません。
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    Posted by ドイツ音楽療法センター  at 09:53 │Comments(0)独り言

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