ドイツ音楽療法センターの日誌

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先日、寺田真理子さんという方にお会いしました。

ご自身がうつを病んでいた時、本を読むことでうつを克服。自らを“読書セラピスト”と名付けて、活動されている人でした。

この下↓の枠にある『うつの世界からさよならする１００冊の本』は寺田さんが書かれた本。素敵な表紙に惹かれてつい買ってしまいましたが、いろいろな書籍が紹介されていて、「こんな本があるんだあ～」みたいな読書情報としてもためになる本です。



それから、寺田さんはうつ病の時に、認知症のような症状にも悩んだそうです。その経験から、認知症の人とどのようにコミュニケーションができるのか、というテーマにも取り組んでいるようです。

少ししかお話できなかったので、機会があれば、読書セラピーのことなどを、いつか詳しく聞きたいと思いました。

  

今日は武蔵野公会堂で、ドキュメンタリー映画『風のかたち』を観てきました。

９０分ほどの映画で、テーマは小児がん。小児がんの子供たちの夏キャンプの様子を、１０年間も取り続けた記録が映画になっています。

「小児がんは治る病気です」というナレーションが、何度も聞かれました。

波のようなザワザワという風の音と、バックグラウンドのチェロの音が、出演者の発言と重なって、
言葉にならない深く感覚的なものが呼び起こされました。

１０人中７～８人は治る。が、２～３人は生き続けるのがまだ難しい病気。治ったからといって、終わりではなくて、退院してからも病気と闘い続ける姿勢がある。

聖路加病院の細谷先生のお遍路姿と、亡くなっていった子供たちへの想いを語るナレーションが、
治療者側の苦しみを描いていて、何度も涙目になってしまいました。

この映画は自主上映でしか観られないそうです。
私もいつか自分の企画で、この映画のような、意義のあるヒューマンドキュメンタリーの上映をしてみたいと思いました。

映画情報はこちらへ↓

「いせフィルム」

  

コンサートに参加してくださった皆様、

暑い中、そして朝の早い時間にお越しいただいて、
ありがとうございました。

今日は私たちスタッフにとって第二回目公演だったので、
緊張の度合いもほどよい感じ（！？）でしょうか・・。

アンケートにもいろいろと貴重なご意見を頂戴して、
今度の参考のためにも助かります。

「もっと音楽療法を知りたい」と声をかけてくれた方も数人いましたので、
今後もできるだけ充実したコンサートやセミナーを企画していきたいと思っています。

ありがとうございました～


　
４曲の調性について問い合わせがありましたので、ここに書いておきますね。

ハ長調－二長調－変ロ長調－へ長調　です。

  

イベント情報のお知らせです。

明日、立川でトーク＆ライブ音楽コンサート『身体が聴く音楽』の第二回目を開催します。

日時：　２０１０年８月２６日（木）　１０：３０～１１：３０
場所：　立川市　高松学習館（立川市高松町３－２２－５　健康会館内）
　　　　　ＪＲ駅立川駅より徒歩１３分
費用：　２００円（その場でお支払ください）
参加者：　誰でもＯＫです。（寝れるスペースがあります）
予約：　不要。会場に直接お越しください。


ドイツ認定音楽療法士が、ドイツの”音楽療法”や、”音楽医学”と呼ばれる新しい分野について、
簡単にお話しします。リラクゼーション効果のある音楽プログラムも用意しています。チェロとピアノの生演奏もお楽しみください。

  

やっと、「ドイツ音楽療法センター」のブログをスタートさせました。
皆様、どうぞよろしくお願い致します。

私たちは今年２０１０年の２月に設立したばかりの団体です。

設立目的は「心のケアを担うヨーロッパの本格的な音楽療法メソッドの普及活動」です。さらに音楽療法ばかりではなく、「いろいろな形での音楽活動を通して、人の和を広げていきたい」とも考えています。

「そもそも、音楽療法とは何？」と思われるかもしれませんね。

そういう疑問にお答えするのは、場合によって企業秘密（！？）に触れるかもしれませんが！・・ブログの中でも、少しずつテーマにしていきたいと思います。